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【海外トレンド発信】Excelでのデータ集めを容易にするLayer

2021年4月28日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

会計の仕事では『Excelのデータのこの部分を毎月アップデートして欲しい』という依頼を各部署の担当者に依頼する事はとても多い。予算を作成する時も経営分析する時も非会計データに関しては何らかの情報を担当部署からもらう必要がある。関係者が多い案件の場合は担当者全員にエクセルファイルを送り、更に個別に『○○さんはここを埋めてください』と依頼する事になる。更に送られてきたファイルを元ファイルにいちいちコピーしたり、返事が来ていない人にはリマインダーを送ったりなど、とても煩雑な作業となってしまう。Googleシートなどのクラウドを使ってクラウド上で皆で編集すれば済むのだが、クラウド慣れしていない人が混ざっていたりExcelでないと動かない複雑な数式を入れたBookであったりするとどうしてもExcelに頼らざるを得ない。この面倒な作業をスッキリと簡単にしてくれるサービスが最近欧米で流行っている。Layerというドイツのベルリンを本拠とするベンチャー企業だ。


Layer
https://golayer.io/
Excelの一部だけをシェア
複雑な計算式が入った重いエクセルファイルをメールで送らなくても、このLayerなら相手に埋めて欲しい部分だけをドラッグ指定して送る事ができる。この人はここ、あの人はこことここ、というように指定できるので、受け取った方もわかりやすい。自分に関係のある部分だけ送られてくるので、シンプルにそこを埋めてあげれば良いだけだ。
ステイタス管理やリマインダーも一元管理
誰がいつデータをアップデートしてくれたかはクラウド上で一覧できるので、誰がまだアップデートしてくれていないか一目瞭然でわかるようになっている。また、アップデートしてくれていない人には自動的にリマインダーを出すよう設定する事もできるので管理がとても楽になる。
コメント機能で無機質さを補完
せっかくクラウドシステムを使っているのに、わざわざ『先程データをアップデートしました。』などとメールを送るようでは意味がない。しかし無言でデータだけ更新するのも引けを感じる相手もいるし、また補足説明が必要な場合はやはりメールか何かでコミュニケーションをとる必要が出てくる。しかしこのLayerにはデータを入れる際にコメントも入れる事ができるようになっているので、別メールを出す手間も省略できるようになっている。

ありそうで無かったとてもシンプルなクラウドサービスでとても使いやすい印象だ。ドイツ発祥にも関わらずアメリカで一気にユーザーが伸びているそうで今後も普及していくのだろう。Excelでのデータ集めをする人にとっては必須のアイテムになりそうだ。


3.出来合いの質問をしない
重要なミーティングやインタビューであればあるほど『これとこれをきちんと聞かないと!』などと意気込んでしまい、こちらの聞きたい事リストを決まり事のように聞いてしまったりする。しかし彼女の質問は出来合いのものではなく、その場で生まれた疑問点を随時聞いていくスタイルだ。それはインタビューというよりまるで普通の会話のようで、そのせいもあり相手は心を開いて色々話してくれていた。このスタイルだと恐らく聞きたい事リストの全てを聞く事はできなくなるかもしれないが、逆に聞きたいと思ってもいなかったような深い話が聞けるチャンスを増やしている。前もって用意できるような予測可能な質問よりも、そのような深い話の方が重要である事は明らかだ。

他にも色々興味深い点があったが、特に上の3点は目から鱗というか、改善しないといけないと思う点であった。これからの日々の業務の中で心がけていこうと思う。
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ローンを受けた大企業は連日次々と判明し、新聞等で大バッシングを受けた。このバッシングによりLAレイカーズなど多くの企業が政府にローンをすぐさま返金するという事も起きた。しかしマスコミに嗅ぎつけられていない大企業は未だ多く、恐らくバレるまでは返金しないというスタンスを取るのだろう。
第2ラウンドスタート

4月27日に第2ラウンドのローン受付がスタート。今度の予算は$250B。前回より少ない。今回は大企業が申し込みしにくい世論環境が整ったが、それでも一瞬で無くなってしまう気配は濃厚だ。メガバンクのローン申請システムは未だにフリーズ状態でカクカク言っている。埒が明かない。そこで私は新興勢に目をつけた。Paypalだ。私が取締役をしている企業の殆どはメガバンク経由での申請で立ち往生していたためPaypalでのローン申請に切り替えた。今回の件でパンク状態となってしまった金融機関を補完すべく、政府はPaypalなどの新興フィンテック勢にも銀行免許を急遽発行したのだ。『新興のPaypalであればまだパンクしていないはず』という目論はみごとに当たり、トントンとプロセスが進む。結果ローン申請は3日ほどで完了し、後は政府からの返答待ちという状態となった。$250Bに潜り込めたかどうかはあと数日後にわかるだろう。

もし潜り込めたら2ヶ月間は今の人員を維持できる。しかしダメだったら更なるリストラを決行する必要が出てくるかもしれない。全てはロックダウンがいつ終わり経済が正常に戻るかにかかっている。ピリピリした春になりそうだ。

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