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2016/8/09 「経理分野でのプロモーションについて」

プロモーションの要素は
会社の人事評価や慣例からの影響が大きく一概には言えません。一般論として記載をいたしますが、まず大手企業の場合には配属後、経理の一部分を担当頂くことからスタートとなります。売買掛金管理、決算の一部科目の担当から、ローテーションを繰り返し、税務・連結等へも関与し部下管理に入っていくようなキャリア構築となります。決算の取りまとめやマネジメントの経験をするケースは多くの場合30代以降となろうかと思います。課長、部長といった責任あるポジションにつく方は、決算・連結・税務と幅広い経験・知識を有していることは当然ではありますが、やはりマネジメントスキルの高い方が早期にプロモーションをされている傾向にあります。要は、人を使うのがうまい方です。現在は、長期的に勤務をしていれば必ず責任あるポジションにつけるわけではありませんので、「経理を俯瞰的に見れる能力」と「部下管理スキル」を特に重視して頂くことが重要な要素です。
多く寄せられるご相談には、上が詰まっていて役職に就けそうもないというお話を聞きます。責任あるポジションにつけるのでマネジメント経験が出来るという見方が多いようではありますが、そこにたどり着くまでにマネジメントの素養をアピールすることが重要です。若手のうちは自分の仕事を終えるだけで精いっぱいという方も多いですが、若手のうちから周囲に状況など聞きながら、時にはサポートもして、周囲からの信頼感を得られるようコミュニケーションを取ること、また経理上の課題が出た際など積極的に調べるような活動をすることで知識・経験を積み重ねていきましょう。