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2017/08/10
 「金融機関のバックオフィス」

日系のメガバンクとなりますと、部署異動により経理・財務といった人材は確保をしていきますので、あまり外部から採用を行おうというケースは多くありません。グループ会社の経理といったバックオフィスの業務は時々募集がかかりますが、こちらも頻繁に採用を行っている印象はありません。
バックオフィスを中心に金融機関で勤務をしようとした場合には、外資系金融機関の方が現実的かと思われます。専門職としての採用色が強いこともあり、大きな部署異動はなく、ローテーションをしたい!という方には逆に懸念かもしれませんが、基本的にはポジションや業務内容が大きく変わることはありません。一方で、組織の体制変更はありえますので、部署名や業務範囲は変わってくる可能性はあり得るところです。
外資系金融機関のポジションを検討した場合、外せない要素としては英語力があります。この点は、ネイティブとは言わないまでもビジネス会話としての使用に不安がないレベルは要求されます。経験については、当然求められてきますが、同業界での経験者というとかなり限定的になりますため、業界の親和性はそこまで求められません。過去のご紹介ケースを見ていると経験内容の不足のケースよりも英語力に関するNG理由が多くを占める印象です。
金融機関バックオフィスへの転職を希望する場合には、経験もさることながら、英語力と専門資格の取得を意識頂くとより現実的となることと思います。