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【海外トレンド発信】2019年の世界会計システムトレンド予想

2018年11日16日
モーゲンスターン・シカゴ 代表
米国公認会計士 村田幸伸氏

下のCFO.comの記事で、2019年の会計システムのトレンド予想が掲載されていた。今までの大規模ERPを導入する傾向から、今後は徐々に変わっていくと予想されている。


Digital Transformation Predictions for 2019
http://ww2.cfo.com/enterprise-resource-planning/2018/11/digital-transformation-predictions-for-2019/?utm_campaign=CFOWeekly&utm_source=CFO-email&utm_medium=email&utm_content=CFOWeekly_Friday_2018-11-9&utm_term

数段階のシステムが主流に

今まではERPを全社的に(できれば世界で)導入し、データを一つに繋ぐ動きが主流だったが、これからは本社は本社用、各拠点はそこに相応しいシステムを別々に入れてそれを繋ぐという動きが主流になっていくと予想されている。本社は各拠点の数字を吸い上げて統合する事に特化したシステム、各拠点はより顧客情報が充実していたり、在庫管理が充実していたりするシステムを入れる方が効率的だと考えられ始めているようだ。。
繋ぐサービスの隆盛が影響

各拠点で別々の会計システムを使っていたら数字を繋げるのが大変だったが、最近はシステム同士を繋げるサービスや、RPAで繋ぐ作業を自動化する事ができるようになったため、このような数段階システムの動きになってきているらしい。繋ぐサービスが充実すればするほど、末端で採用できるシステムの選択肢が増えるのでこの流れが進んで行くことになるのだろう。
サポート費用の削減にも有益

あまり規模がない拠点に大規模なシステムを入れてしまうと、何かあった時のサポートが大変になる。サポートできるプロバイダの数が限られてしまうからだ。国や地域によってはサポートに来てもらうための出張費用まで負担する必要が出ることすらある。これがもし小さな拠点は中小企業用の小さな会計システムを使えるよになれば、どんな地域でも近隣にサポートしてくれる会社が見つかるはずだ。最近はメジャーな会計システムであればチュートリアル動画も充実しているので自分で解決できる事も多いだろう。拠点の規模や特性に応じてシステムを選択できるようになると効率的な運営ができそうだ。
中小事務所の強い味方

今まで中小事務所は監査シーズンにたくさんのスタッフが必要で、しかし一度確保してしまうとシーズンオフに人員過多となってしまうというジレンマを抱えていた。しかしこのAIサービスを使えばハイシーズンの人員需要を少なく抑える事ができる。これは中小事務所にとって強い味方になりそうだ。今後は大手向けだけではなく中小向けのこのようなAIやロボティクスサービスもどんどん登場してくるかもしれない。

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